潜在的な市場への起爆剤になるパッケージを
製品の持つ特徴を最大限に活かす
大規模な市場を持つヘアカラーの中で、カラーリンスは今後さらなる成長が期待されているカテゴリーです。ヘアカラーに比べ、トリートメントと染毛力を備えた手軽さが利点ですが、これまでは染毛力が弱く手が汚れる欠点があり市場拡大への課題となっていました。
今回の製品はヘアカラーのような染毛力を持ち、手軽に染められるブラシをセットした次世代カラーリンスとして新規投入されることになりました。潜在的な市場への起爆剤として、これまでのカラーリンスイメージを払拭し「5倍染毛」「たった1回で驚くほど染まる」など、これまでにない魅力を最大限に消費者へ伝えることが不可欠でした。
ルシードという長年愛されてきたブランドの世界観を保持しつつ、次世代製品としての挑戦も兼ね備えたパッケージにチャレンジしました。
黒を基調としたパッケージデザイン
「カラーリンス」の特徴を最大限に表現するために、黒を基調としたアイディアを模索しました。黒系のパッケージはカラー系のものとは異なり、店頭で棚影に溶け込みやすく、消費者に見落とされやすいリスクがあります。そのリスクを回避し消費者に手に取ってもらうための工夫が必要でした。チューブ本体はシンプルなデザインにとどめ、外箱にプロモーション・アテンションポイントを効率良くレイアウト。黒を基調とし、ゴールドや高品質な製品ショットで高級感・上質感を盛り込みつつ、奥行きのある魅力的なデザインを目指しました。
Credit
Creative Director 安間 幹 / Art Director 井上 彰 / Designer 金井 雄亮
