100年後の世界を生きる人と自然を考えたパッケージデザイン
分かりやすさと統一性を重視したリデザイン
旧製品ではパッケージデザインにおいては法則が決まっておらず、製品が出るたびにデザインや色が変更され、統一性が失われました。これは消費者にとって混乱を招き、ブランドへの理解が損なわれ、ブランドとしての強みを損ないます。今回のリニューアルはデザインを整理し、今ある顧客を失わずにブランドの強みを一層前へ押し出す事が目的でした。製品単体で見るのではなく、モーガンズの世界観を知ってもらう、ブランドのスローガン「10年後も安心して使える。そして 100年後の世界を生きる人と自然が、今よりももっと美しくあるために。」をブランドから体感して貰えるように考えました。
ブランディングを意識したカラースキーム
基本ベースの色には自然の深い緑を使用し、花を使用したプロダクトにはピンク、と分かりやすく色分けをし、自然界の深い緑色の中にも溶け込む工夫をしました。キービジュアルやその他のイメージショットには世界観が伝わるように、ストーリー性のある写真を選ぶなど、写真への法則を見出しました。従来製品にはそれぞれプロダクト番号が振られており、それらを継承する事により、従来の消費者にはリニューアル後も変わらず選択できるようにしました。そして新顧客には番号だけではなく、印象深い漢字のプロダクト名を与え、そこから香りや背景が想像出来るように工夫しました。
ロゴをモダンな書体にする事でこれから10年、その先も継続できるように。
プロダクト番号やプロダクト名を明確に消費者へ伝えるシンプルなテキスト情報と、トレンドを押えたタイポグラフィ表現を目指しました。
実際のボトルとオンラインでの世界観が一体となれるようなパッケージデザイン
製品を手に取ったときの印象だけではなく、その手前にあるSNSやオンラインストアでの見栄えに注力し、店頭に並んだ時のギャップを減らすためにブランドとしての統一感を図りました。
Credit
Creative Director 安間 幹 / Art Director ティンギー 育古 / Art Director 井上 彰 / Designer 金井 雄亮